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ギター教室セッション大会&機材味見の会2024.8.4

定例の亀岡の森の中のスタジオMoon Studioにて、ギターセッション大会でした。

僕としては、長い音楽生活の中で、もっとも充実したセッション大会になりました!



午前中は、アンプ、エフェクター機材とセッティング味見の会。

これは絶対する必要がある、と感じていたんです。


ここ1年で、セッション大会は、だんだんレベルアップして、

誰もが恥ずかしがらず、好きなだけソロを弾いて試せる雰囲気が整ってきたのですけど、

10台近い良いアンプが揃いながらも、ただソロを弾くだけで、音色、音量について、

イマイチ考える余裕がなかった、惜しいな、と思っていたんです。


自分がソロを弾いている時の上手く目立つ音量、細かいニュアンスが表現できる音色、ディストーションのセッティング、空間系エフェクトの使い方、バッキングに回った時の清潔な空間を保つ感覚も養って欲しかった。


通天閣の電飾からETCのシステムも手がける電気の専門家で、知る人ぞ知るエフェクタービルダーでもある、安東さん。うちの教室でも独自の知識を持っている野田さんのリードでアンプとオーバードライブの使い方の話をしました。


もっとも出会う機会の多い、ローランドJC-120の回路の特徴から、本当のそのコントロールの仕方。

そして、ローランドJC-120の回路の設計の元になった、これも出会うことの多いフェンダーツインリバーヴの回路の仕組みを話し、最後にいつも話題になるダンブルアンプを体験してもらいました。


まずは、ノンディストーションサウンドで、実際に自分の楽器(テレキャスター、ストラトキャスター、レスポール)を何人かに自分で弾いて、トーンコントロールを触ってもらい、その後、各々、アンプのセッティングを試してもらいました。


ひとしきり終わったところで、現在、多くの歪みモディファイオーバードライブ系の設計の元となっているTS-9をサンプルに、多くのアーティストのTS-9のそもそもの使い方を話し、何人か体験してもらい、

さらに全員に試奏の時間を与え、研究してもらいました。


最後にダンブルアンプの代表モデル、オーバードライブスペシャルのOver Driveチャンネルがどういう音を目指して作られているのか、まず生徒さんが弾き、同じセッティングで僕が弾いてみる実験も行いました。


*************

午後からは、セッション大会。


自然発生的にFeel Like Makin’ Loveが始まり、

誰ともなくソロ回しが始まる。誰もがものおじするともなく自然に好きなだけソロをするのが嬉しい。

足元では、安東さんと野田さんが、ボリュームを上げたり、セッティングを変えると、

どんどんそれらしくなってくる。笑

それから、いつものようにE一発のファンクセッションが始まったのですが、

「うん?いつもと全然違う!」なんかもうカッコいいんです。笑

嶌田憲二(ベース)さんが、おもむろにエレベを弾き始めると既になんだか電化マイルス状態に。

再び、誰が始めろともなく、自発的に誰かがソロを始める。

弾きまくる人も、ポロンポロン弾く人も、なんだか味がある!

ポロンポロンしか弾けない人も、なんだか電化マイルスの一コマのような妙な味が出てて、

結構興奮しました。もう僕が出る幕はない。笑


結局、常に10台ほどのアンプが鳴りまくり、誰もソロをしない時間も充実したサウンドで、誰ともなく、どこかでシールドが回ってきて、気がついたらニコニコして見てるだけの人もいて、嶌田憲二(ベース)さんも、秋田裕久(ds)さんもニコニコしてて、セッションは、1時間以上続きました。

「もう今日これで良いんですけど」みたいな空気が漂いながら、食事タイム。

もう延々とみんなで雑談になるかと思いきや、スタジオからAll of meを何人かが弾き始めている。

高校生のマテオくんを中心に、うちの年長組がベースラインを弾いたり、コードを弾いて、

それが真面目な(笑?)ちゃんとしたジャズになっている。

昨年の今頃は、みんなスケールを上がったり下がったりするだけの「なんちゃってジャズ」だったのだけど、コードチェンジしてるではないですか?しかも高校生は、うちに来て半年。「なんだ、みんなやれば出来るじゃないか!」って感じです。


そのうち、ベースもドラムも入って、これまた自然発生的にAutumn Leaves。

これもだんだん(笑)人が増えてきて、ベースソロも4バースもある初めてのちゃんとした形に。


流石にもうええやろ、という雰囲気の中、今度は誰かがスタジオでConfirmationを弾いてる。ちょっと覗いてみると、今までありえなかったレベルで二人がちゃんと弾いてる!?

一人がベースラインを弾いて、メロを弾いて、生駒市から駆けつけてくださったOBで、ライブハウスオーナーの久米田さんが、コードをつけてくれている。

涙ちょちょぎれましたね。


もう既に全員グッタリのなか、Aのシャッフルブルースを提案しました。

多分、bpm=85~90ぐらい、レイドバックした整理運動のつもりで始めたのですけど、

今度は、いつの間にか、どこかの外人バンドに入った時のような匂いに!笑。

また、グルーヴし始めると止まらず、結局、1時間以上に!(笑)。


日が暮れ始めたので、ここで終了。

撤収を始めると大雨に、集合写真もないままに解散。


それにしても、今回、Blue Nile の嶌田憲二(ベース)の参加に感謝。

音楽力に脱帽。グルーヴ上手く行ってる時の笑顔にニヤニヤしてました。

秋田裕久(ds)先輩に感謝。

秋田さんのドラムは、なぜか音楽が盛り上がる匂いを持ってます。

今回は、完全に嶌田さんのベースとフックアップして、大変素晴らしかった。

アマチュア、プロ関係なく、僕は素晴らしいドラマーだと思います。

絶えず演奏にインスピレーションを与えていただいたお二人には、

心から感謝。


次回の企画アイディアも湧いてきました。

ご参加の皆さま、本当にありがとうございました!


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