アドリブ味見の会2024年11月14日終了しました。
11月14日のアドリブ味見の会。
今までになく、盛り上がり、大変ありがたく思います。
初参加の方には、長年現役を離れていたバイオリン。バイオリン制作家で、趣味のジャズベーシスト。バリバリの現役クラシックバイオリン奏者。そして、うちのギター教室の生徒さんも。
必ず、参加者の感想をお聞きしていますが、一様に「すごく楽しかった!」とのお言葉!何よりです。
「心臓バクバク❤️頭と耳もフル回転、のち心はほかほか状態」
「勇気を出して、参加して良かった。(笑)すごく楽しかった」
「初めての参加、とても楽しかった。
クラシックもロックもジャズも様々なバックグラウンドの方々が一緒に楽しめる工夫とお心遣いがとても素敵でした!」
「アンコールで、情熱大陸とか弾くんですが、腑に落ちなかった。それが補える気がする」
「初めのグルーヴ感を経験しました!楽しかった」
「みんなが、自分の番に来る度に、どんどん上手くなっていくのを感じて、私も次は
あれをしよう、と思うのだけど、自分の番になると忘れてしまって、『あともう1回!』という気持ちであっという間だった。(笑)」
など感想を得ました。 西村泳子(バイオリン)さんも「ふと顔をあげたら、全員がニコニコしてて感動した」とおっしゃってました。
うちの生徒さんも仕事を抱えて、正直、レッスンの前の日しかギターは触ってない人も多いのですけど(それは音を聴けば経験上わかる)今回の参加者は、ギターを触る時間がかなり増えてるようです。(笑)
人間、生きるのに誰しも精一杯で、職業にしない限り、毎日ギターの練習など、無理なものだと思うのです。
特に「アドリブ味見の会は、ギタリストの嗜みの一つ」と捉えて参加される人も多いと思うんですが、それでも、ちゃんとサマになってきていて、2月からうちに来られた50代の方が、嬉々としてスタンダードをかっこよく弾く様に、僕自身が感動を覚えました。
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ここのところ、必ず西村泳子(バイオリン)さんと次の日には反省会と称して、お話をするのですが、たくさんの示唆があり、それによって、やっぱり「アドリブ味見の会」は、少しづつ進化するのだと思います。
僕らも、自分にソロが回ってくる度、教育側の立場として、何を弾くのか?
やっぱり考えます。僕も
「今回は、自分の限界まで、音数を増やして弾いてみる」
「今回は、メロディアスにストーリーを意識して弾いてみる」
「多少崩れたリズムの中で、音楽的に自然にリードすることは出来ないか?」
「もっと自由にいつも通り弾こうか、と思うけど、それをすると元の木阿弥だし、見本として弾かなきゃいけないかな」とか。
その時に、自分自身に感じるのが「自分の作った『枠』の存在」です。そして「プライドが邪魔する、何か」(笑)
毎回が新鮮な経験です。
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最近、なんとなく上手くなる人の傾向を感じています。
まず、失敗を恐れないこと。出来ないことがあっても、時間をかけて解決しよう、と構える姿勢。
あと、演奏する今に集中する人。
逆は、問題を見つけると「私は何々が足りない」だから「何々をしなければならない」と
「〜しなければならない」を積み上げがちな人です。
これは、精神衛生上、良くないと思います。
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だから、まわりよりうまくいってない、と感じても、自分の中で前回より上手くなっていればO Kとすることが大事だと思います。そして、それを許し、みんなで支え合うのが「味見の会」ですし。
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学校の通学路と同じだと思います。僕は高校の頃、30分かかって自転車通学してましたが、
今日は、この道を走ってみよう、こっちが早いかも、とやっている間に「ここにこんな道がある。ここにこんな店がある」と発見したと思います。
同時に、夏の暑い時、寒い時に感じた空気感も覚えています。
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音楽は、極めようとすると、一生では足りないぐらいですが、人生も音楽もパーソナルなもの。
音楽することを楽しんでいただいて、幸せな人生の一助となれば、僕も光栄です。
今年は、12月12日@アイガットサロン、12月26日@さうりる
今後のscheduleは以下。
よろしくお願い致します!
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