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【ジャズギターの至宝】寺井豊氏のバッキングとリズムへの洞察|進駐軍時代の経験が語る「楽しませる」演奏とは

  • 2月17日
  • 読了時間: 2分

YouTubeチャンネル「京都ミュージック」で公開していたトップヒット動画を、この度新たに開設された「寺井豊アーカイブチャンネル」へと移行いたしました。

▼ 新しい動画URLはこちら


この動画は、元の動画は、3万ヒットしていました。

私が初めて寺井さんをご自宅にお呼びした際、何気なく弾いたメロディーから始まったセッションの記録です。

私が寺井さんから学んだもの。それは何よりも 「人を楽しませる=踊りたい気持ちにさせる=自分も楽しく演奏する」という、骨身に沁みた音楽の真髄でした。

寺井さんが若き日に演奏していた進駐軍のクラブ。そこは、人々をダンスさせるための場所でした。 「1曲は3分。それ以上長いと、客が疲れて踊れなくなるから」 「ダンスホールが人で溢れ、テーブル席が空にならないようでは、ダンスバンドとして失格である」 そんな厳しい現場での経験が、寺井さんの血肉となっていたことに後々気づかされました。

この動画の撮影時、何より驚かされたのは、寺井さんの圧倒的な音楽的適応能力です。 カリブ海の音楽からブラジル音楽、タンゴにいたるまで、あらゆるジャンルの「キモ(要)」を完璧に把握されているのです。 「こんなバッキングをしてくれたギタリストは初めてだ」 そう言って大変喜んでくださり、そこから長い時間、ラテン音楽について語り合ったことを昨日のことのように思い出します。 その国特有の音楽らしく演奏するためには、特有のリズムパターンや、外してはいけないポイントがあります。 例えばブラジル人なら、どんな素人であってもサンバのグルーヴが体の中にあります。 上手い下手はあっても、サンバにならないということはありません。寺井さんは、そうした「その国の人にしか分からないようなグルーヴの核心」を察知する能力が、並外れて優れていました。

どんなジャンルを演奏しても、そこには強力なグルーヴがありました。 「うん。楽しいな。楽しいのが一番やな」 演奏を終えた寺井さんは、いつもそうおっしゃっていました。

そして、寺井さんの演奏にはもう一つの大きな魅力があります。 それは、毎回ソロの出だしが、必ずと言っていいほどキャッチーであること。

このお話については、また別の機会に詳しく書きたいと思います。 まずは新しくなったチャンネルで、寺井さんの至高の演奏をぜひお楽しみください。

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